建設当時のデザインを現代風にリノベートした商業ビル
1970年代に建てられた赤坂パロスビルは、その特徴的な外観と立地で、建設当時はランドマーク的な存在であった。
しかし、30年以上の月日を経た現在、活発な商業地域として多くのビルが建ち並ぶ「赤坂」という一帯の中に埋もれ、
入居テナントが無断で看板を設置するような雑居ビルと化してしまっていた。
今回、オーナーチェンジに伴い、大改修工事が計画されたわけだが、オープン当時のデザインを生かした内外装計画と、
シックに抑えを効かせたサイン計画により、無個性で看板の大きさだけで勝負をするような周辺ビルとは一線を画した
“雰囲気のある商業ビル”としての再生を果たすことができた。
決して先進的でも、新しくもない当ビルではあるが、歴史を感じさせ、ビル自体に価値を求めることができる商業施設として、
存在感を取り戻している。
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赤坂パロスビル of グロリア・アーツ株式会社 空間創造事業部
